故事・ことわざ『葬式』

『葬式』に関連している故事・ことわざ−その1

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葬式に関連している『故事・ことわざ』その1

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1.『愛別離苦』 あいべつりく  法華経から

意味−愛する人と生き別れたり、死別したりする別離の苦しみ。

注釈−「あい・べつり・く」と区切れる語。「愛別離苦、会者定離(えしゃじょうり)」と続けてもいう。

類語−

英語−

2.『会うは別れの始め』 あうはわかれのはじめ  法華経から

意味−人と人とが出会うのは、いつか必ず別れる時が来るということでもあり、会うことは別れることの始まりであるともいえるということ。

注釈−

類語−「会者定離」えしゃじょうり

英語−The best of friends must part.(最良の友との間にも別れは来る)

3.『後の雁が先になる』 あとのかりがさきになる

意味−後からやって来たものが、先のものを追い抜いてしまうこと。先輩を後輩が追い越したり、年上の者より年下の者が先に死んだりすることに用いる。

注釈−雁が一列に並んで飛ぶ、いわゆる雁行(がんこう)の様子から生まれた言葉。

類語−

英語−Last in bed best heard.(一番朝寝坊の者が一番聞いて貰える)

4.『在りての厭いなくての偲び』 ありてのいといなくてのしのび

意味−生きている間は、その人の悪い点などが、目について疎ましく思ったりしたが、いざ死なれてみると、今度は良い点ばかりが思い出されて、慕わしく思い出されるということ。

注釈−

類語−

英語−

5.『異域の鬼となる』 いいきのおにとなる  李陵(りりょう)

意味−外国で死ぬこと。

注釈−「異域」は、外国、「鬼」は亡霊の意。外国の亡霊となることから。

類語−

英語−

6.『石に布団は着せられず』 いしにふとんはきせられず

意味−親が死んでしまってからでは、したくても孝行は出来ない、もう遅いということ。

注釈−「石」は、墓石のことで、墓石に布団を着せて親孝行するわけにはいかないの意。

類語−「孝行のしたい時分に親は無し」

英語−

7.『今際の際』 いまわのきわ

意味−死に際、臨終の時のこと。

注釈−「今際」は、「今は限り」の「限り」が省略された「今は」が本来の形で、「今際」は当て字。命ももう今は限りであるの意。

類語−「今際の時」

英語−

8.『易簀』 えきさく  礼記(らいき)から

意味−学問や徳のある人が死ぬこと。また、一般に人が死ぬこと。

注釈−寝床の下に敷く竹で編んだ簀(すのこ)を易(か)えるの意。孔子の弟子の曾子(そうし)が、死ぬ間際に、家老から貰ってそれまで使っていた立派な簀の子を自分にふさわしくないからと言って取り替えさせてから死んだという故事からきている。

類語−

英語−

9.『会者定離』 えしゃじょうり  遺教経(ゆいきょうぎょう)から

意味−出会った者はいつかは必ず分かれる運命にあるという、この世の無常を説いた仏教の言葉。

注釈−「定離」は、必ず別れ別れに離れるの意。 生者必滅、会者定離と使う。

古川柳−会者定離さと品川の朝帰り

類語−「会うは別れの始め」、「合わせ物は離れ物」

英語−

10.『佳人薄命』 かじんはくめい  蘇軾(そしゃく)から

意味−美人はとかく身体が弱かったり、美しさ故の悩みに惑わされたりして、短命だったり、不幸だったりするということ。

注釈−「佳人」は、美人、「薄命」は、短命・不運の意。「美人薄命」もおなじ。

類語−才子多病

英語−The fairest flowers sooner tade.(最も美しい花は直ぐにしぼむ)



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